エクストリームなドライバー!コブラ キングスピードゾーンエクストリームレビュー!  

クラブレビュー

どうも!oagariです!

今回は前回のキングスピードゾーンの兄弟モデル、キングスピードゾーンエクストリームのレビューです。コスパ抜群のおすすめドライバーでした!

キングスピードゾーンに比べると捕まるドライバーがキングスピードゾーンエクストリームだよ。兄弟モデルだけどそれぞれの性格がとってもわかりやすいんだ!

モデル詳細

コブラのドライバー設計のKPIは、数年前から反発係数ではなく重心位置に定めています。

前作のF9では、チタンボディの左右端までをカーボントップで覆う製法を用いて、カーボン含有率を高め重心位置の自由度を高めていましたが、今作スピードゾーンにおいて、重心位置の設計自由度をさらに高めるために360カーボンラップクラウンと呼ばれる設計手法を採用しています。

これはT-BARと呼ばれるチタンの頑強なボディフレームにカーボンをラッピングする製法のことで、約50パーセントにも及ぶカーボン含有率を実現し、極大の余剰重量を生み出しています。

T-BARのモデル図だよ。

フレーム構造のドライバーヘッドなんだ!かっこいい!

これにより前作F9よりもカーボン含有率を10パーセント向上し、6g以上の余剰重量を生み出したんだって。

出典元 cobra公式HP

スピードゾーンでは、カーボン含有率を高めて生じた余剰重量をヘッド後端とヒールに配分して直進性と高打ち出し、さらには低スピン性能を押し上げたとアナウンスしています。

ヘッド後方に69gものウェイトを配分しているそうで、この一文だけでも寛容性を十分に感じさせてくれます。スピードゾーンは直進性は良いけどつかまりは抑え気味のドライバーでしたが、エクストリームの方ははたしてどうかな?

フェースの反発だって実はすごいんです!

重心位置こそコブラのKPIですが、実はフェースの反発も他社に負けない実力を兼ね備えています。

CNCミルドのインフィニティフェース。

フェースに無数の溝が彫られているんだけど、この溝にこそ反発の秘密が隠されているんだよ!

溝の深さを調整することで反発係数をコントロールしてすべてのヘッドで上限ぎりぎりの反発係数を実現しているんだ!

テーラーメイドのスピードインジェクションやキャロウェイのAIフェースと同様の性能をコブラも持ち合わせているんだ!

日本ではコブラのマーケティングが小さいから思わず見落としがちだけど、アマチュアにとっては嬉しい嬉しいポイントだね!

ヘッドの個体差がないのはユーザーにとってとっても親切だな。コブラって名前はちょっと怖いけど、仲良くなれそうだね…

キングスピードゾーンエクストリームは少しシャローなヘッド設計

無印のSZより少しシャローな形状だね。

キングスピードゾーンはイエローの艶ありカラーとマットホワイトの2色から選択できるんだ。

ヘッド重量はスリーブを入れると200gを超える重量級のヘッドだね。さすがアメリカ製、よく飛びそうだ。

ヘッド後方に6gのウェイトが装着されているよ。

かっこいい!デザインは文句なしで最高だね!

シャフトの差込口に小窓がついていて、ロフトの角度を視認できるんだ。ちいさな機能だけど、ユーザーライクなすぐれた特徴。

構えた感じは標準設定でも少し開いてみえるよ。

つかまりは良いけど、フックフェースではないんだ。

インフェィニティフェースがまたかっこいいんだ!

かなり精密な作りです。最高!

純正Sシャフトの重量はグリップ・スリーブ込みで110gだよ。

グリップにはアコーディアのアプリがあれば、コースでのショットのログを記憶してくれるセンサーが内蔵されているよ。

キングスピードゾーンエクストリームを計測してみました

それじゃいつものフェードボールで打ってみるよ。

シャフトは日本純正シャフトのtour AD65Sだよ。

くせのない中調子。でもSだけど少し柔らかいな。

バシュン!

5月上旬にフライトスコープMEVOで計測。

天候は晴れ、気温は16度でした。

cobra king SZ 10.5度extreme 日本純正シャフトTour AD 65 S
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 229.5 42.5 60.6 1.42 2784 16.6 93
2打目 228 43.2 60.1 1.39 2436 16.9 90
3打目 222.8 43.2 59.3 1.37 2751 16.6 88
4打目 229.1 44 61.2 1.39 2831 14.9 83
5打目 234.2 42.9 61 1.42 2753 18 104
平均 228.72 43.16 60.44 1.398 2711 16.6 91.6
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

わあ!キングスピードゾーンエクストリームはとってもつかまりが良いね!スライスが怖い僕でも、安心して振り切ることが出来るよ!

フェードボールでもほとんど曲がらないね。5球ともフェード回転だけどほぼストレートボールだ。

弾道の高さは高い!ミズノのST200Xや本間のTR20よりはやや低いけどね。ボールの強さはエクストリーム≧TR20≧ST200Xだね。やさしさはどうかな?しろくまくん。

やさしさは本間TR20 440とよく似ているよ。同じ軌道のボールが安定して打てるあたりはそっくり!

前にぐんぐん進むのはエクストリームかな?

フックフェースでつかまりをよくするなんちゃってドローバイアスではなく、きちんと重心位置を適正に定めてつかまりを良くしたんだね。

つかまりと打ち出し角度とスピン量をおさえた中弾道のSZと、よくつかまって高弾道のエクストリーム。

性格がはっきりしているね…

キャリーの平均も230に近い数字だから、飛距離性能は高いドライバーだよ。スピン量は2500回転を超えてるから弾道はSZに比べて高くなるのも納得だね。

9.5度のロフト角でテストしたけど、打ち出し角度も結構たかめ。

僕は弾道高さを抑えたいから無印のSZの方が好きかな。

でもやさしさで選ぶならキングスピードゾーンエクストリームだね!

無印スピードゾーンのデータはこちらだよ。ぜひ参考にしてね!

cobra king SZ 9.5度 日本純正シャフトTour AD 65 S
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 228 42.5 61.4 1.44 2625 14.1 76
2打目 227.2 42.7 60.3 1.41 2361 16 84
3打目 230 42.7 62 1.45 2052 14.1 72
4打目 227 43.1 60.2 1.4 2265 16.2 83
5打目 232.1 43.2 60.9 1.41 2499 16.7 92
平均 228.86 42.84 60.96 1.422 2360.4 15.42 81.4
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

海外のレビューサイトでも大絶賛!

MYGOLFSPYという企業広告を入れないかわりにメーカーに忖度することなく、公正な評価を記事にするサイトがあるのですが、先日発表された2020ベストドライバーのやさしさ部門1位が今回記事にしたエクストリームでした。

やさしさの基準は方向性と精度、初速とキャリーの平均標準偏差、ミート率に注目しているようで、たしかに今回のしろくまくんのテストでも、5球のばらつきがかなり少なかったです。

実際飛んでいるボールの軌道も安定しており、まさにコースで安心して振り切れるドライバーだなと感心しました。

無印のSZもそうですが、コブラスピードゾーンエクストリームは個人的には2020年最高におすすめできるドライバーです!

 

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