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当ブログはスライサーだけどアベレージ80台のoagariが、スカイトラックの計測データを参考に自分にとって最良なクラブを探求する備忘録的なブログです。
今回はtitleist,TSi3のレビュー!
とにかく飛ぶと評判のドライバーだけど、実際どうなのかしら?
スカイトラックで計測してみたよ!
最高飛距離は249.8ヤード!
一発の飛びはもちろんだけど、TSi3のほんとの魅力は安定した飛距離を実現させるユーザーライクな設計こそがポイントなんだ!
TSi3はタイトリストの傑作ドライバー!
TSi3モデル概要
ルール上限の460㏄の体積ながら、TSi3がとてもコンパクトに見えるのは、構えた時の形状がとても美しくみえるから。
フェース中央からトゥ側にかけてのカーブの処理が恐ろしく奇麗。どのように恐ろしいのかというと、実際はほんの少しだけ左を向いているのに開いて見えるところ。
TSi3は自分がイメージするラインよりも絶妙にほんの少しだけ左に飛んでいくので、スライサーには良い結果につながります。
さらに引っ掛けたかな?というショットでも曲がり幅はそうでもないという寛容性も持ち合わせています。
まさにユーザビリティを具現化したかのようなヘッド形状のTSi3ですが、ヘッド形状の美しさ以外にも語るべきポイントが複数ある傑作なのです。
フェースの素材は火星探査機にも採用されている
ATIという3文字が控えめに記されていますが、これは素材の名称ではなくアレゲニー・テクノロジーズ・インク(ATI)という企業の名称です。
幅広い種類の特殊合金を製造、販売する企業で、航空宇宙、石油、ガス、自動車、食品、化学工業、輸送、民生品、電力発電、医療機器などの広範囲にわたる産業用製品として使用されているようです。
ドライバーのフェースについては各社それぞれに特色を打ち出していますが、タイトリストが今回選択したのは、火星探査機にも特殊金属を提供している企業が製造するATI425というチタン合金でした。
TSi3のあまりにも魅力的な初速の速さにATI425が貢献しているのは周知の事実であり、TSi3の販売面での成功はこのATI425がフェースの素材としてまったくもってこれ以上ない極上の材質だと証明しています。
まさにタイトリストは金の卵を生む鶏を発見したのかなと考えてしまいますし、各社がこのチタンを後追いして採用するのかどうか、その点も気になってしまいます。
それくらいATI425は魅力的なチタンだと思います。
ATIのブランドロゴがかっこいいね!
フェースの仕上がり具合ではAIフェースのキャロウェイとATI425のタイトリストが頭一つリードしているかな?
前作よりも高い寛容性
やさしさを表す素敵な単位、それがMOIですがTSi3は前作よりも一割ほど高い数値になっています。
MOIが高ければ高いほど芯を外したときの初速の落ち込みの量を抑えてくれるのですが、ゴルフクラブの設計は経済と同様にトレードオフが原則です。
高すぎるMOIはやさしさを得るにあたり、スイングスピードの減少というデメリットが発生してしまいます。
硬派なタイトリストはTSi3のMOIを5000以下におさえ、やさしさが低減することへの対策はプレイヤーに委ねたようです。それでも前作よりは少しだけ優しいよ!って姿勢がかっこよくも丁度よい塩梅ですね。
弾道調整は5段階
後方に装着された8gのウェイト位置を変更することで、フェードからドローまで弾道を5段階に調整可能です。
ドロー方向にウェイトを装着するにつれてヘッドがターンしやすくなり、スライスしづらくなります。ひっかかるようならトゥ側にウェイトを移動すればよく、より多くのプレイヤーにTSi3がマッチするようになっています。
コストがかかるのを承知でこの機能を実装してくれたのはタイトリストのファインプレー!
ウェイトを1段階動かすと5ヤードほど曲がり幅に影響するかな?って印象でした。
弾道調整機能もしっかり搭載しているし、なによりフェースとヘッドの形状が素晴らしいんだ!
これはスカイトラックで計測するのが俄然楽しみ!
スカイトラックで計測しました
気温は18度。初夏を感じるさわやかな一日で、こんな日にゴルフができるなんてほんとうれしいもんだね!
今日は早朝ゴルフで担ぎラウンドしてからのレビューなのでとっても疲れているから、スイングスピードがちょっとおそいんだ。
だから飛距離はプラス5ヤードくらいでみてもらえると嬉しいかな。
シャフトはツアーADの人気シャフトのDI-5Sだよ。元調子でとってもいい感じ!
それじゃあ打ってみるよ!バシュン!
疲れているだろうけど、頑張ってねしろくまくん…!
タイトリスト TSi3ドライバー平均値 | |
ボールスピード | 61.4m/s |
クラブスピード | 42.3m/s |
打ち出し角 | 17.6° |
バックスピン量 | 2899.1rpm |
打ち出し方向 | 0.3°(左) |
サイドスピン量 | 84.6rpm(右) |
センターからのブレ | 1.8yd(右) |
キャリー | 230.8yd |
総距離 | 245.9yd |
わあ!
評判通りの初速の高さ!
オフセンターヒットでも初速が出るから安定してよく飛ぶドライバーなんだ!
5球打ってすべて初速が60を超えているのは、スイートスポットがとてつもなく広いってことなんだ。飛距離性能もそうだけど、ミスヒットにもかなり強いドライバーだね。嬉しいもんだね。
方向性についてはそこそこの安定感。
コブラのラッドスピードやG425ほどのどっしりとした安定感はないかも。
【最高飛距離更新!】コブラ ラッドスピードXB VS ラッドスピードXD
ヘッドのターンはMOIが控えめだからユーザーに依存するところがあるかもね。操作できるヘッドだね。
右プッシュには弱いドライバー。でもひっかけたときの曲がり幅は少なめなんだ。
4球目は引っ掛けたショットだね。
TSI3がすごいのは左打ち出しで左回転なんだけど、センターから18ヤード左にずれただけで済んでいるってことなんだ。
これはコースではフェアウェイをギリギリ捉えるくらいのショット。
引っ掛けた時に左サイドスピンを抑えてくれるヘッド特性は最近の名器と呼ばれるドライバーの条件になっているね。
打ち出し角度は低い低いと言われているけどなかなか高めだったよ。MOIを抑えているせいかバックスピンもそんなにロースピンではないんだね。
まさしくタイトリストのドライバー
後世に残る、といえば大げさかもですがTSi3はとても完成度の高いドライバーでした。
今までゴルフクラブでは採用されていない新しいチタンを用いて初速を大幅に向上させて、それでいてヘッドの形状は美しく打感も申し分ない。
タイトリストのイメージは上級者のためのクラブ、ユーザーの感性に響く美しいクラブ、
少し敷居が高く、だからこそ所有感を満たしてくれるメーカーといった印象ですが、910、913以降はなかなかその伝統をドライバーに反映することができていなかったと思います。
不遇の時代があったからこそ、今回の傑作につながったのだと思いますし、待ちわびたファンへのこれ以上ない回答と言って良さそうです。
ただ一つ残念なのは、日本製の純正シャフト。
柔らかすぎるシャフトでは、ヘッドの特性を発揮するのは難しいと思います。
アメリカでのTSi3は、自社ではなくシャフトメーカーが製作するカスタムシャフトを装着して標準価格の549ドルで販売しています。この点は、タイトリストが日本の市場で利益率を高くするのに如何に必死かをあらわしているようで少し残念に思います。
TSi3ドライバー総評
タイトリスト TSi3 ドライバー | |
飛距離 | 4 |
操作性 | 4 |
やさしさ | 3 |
つかまり | 4 |
スライサーにおすすめ度 | 3 |
TSi3ドライバー | TSi2ドライバー | |
フェース高さ | 67㎜ | 67㎜ |
ヘッド前後奥行き | 114㎜ | 119㎜ |
ヘッド幅 | 128 | 129㎜ |
リアルロフト | 11(表示ロフト10) | 12(表示ロフト9) |
ヘッド重量 | 193g | 193g |
平均飛距離は5球すべて240ヤードオーバーだし、初速平均も61を超えているから、まさしく安定して飛ぶドライバーだね。
フェースのどこにあたっても飛ぶというのは言い過ぎかもだけど、まさしくそんな印象だよ!
スカイトラック計測前に早朝のコースでテストしてみたんだけど、軽いドローで平地で290ヤード以上飛んだショットがありました。これにはびっくり!なんでだろ!
おそらくランで伸びたんだろうけど、どうやら会心の一撃を発生する裏モードがあるみたいでかなり不思議体験でした…
左には強いけれど、MOIがそこまで高くないからフェースのターンはユーザー依存。
イメージよりもすこーしだけ左に打ち出してくれるのはスライサーにはうれしいけれど、右プッシュやスライサーはそこまでサポートしてくれないので、スライサーおすすめ度は3点でした!
ヘッドの投影面積は小ぶりに見えるけど、実際のサイズはシム2MAXより少し大きいくらいなんだ。
ヘッドの前後方向のサイズはピンのG425シリーズよりも4㎜程度小さいサイズ。
小ぶりに見えて実はやさしいとっても良くできたデザインだね!うれしいね!
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タイトリストのUSモデルはシャフトがしっかりしていてとってもおすすめだよ!
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