ドライバーの回転数を減らすには?【フライトスコープMEVOで徹底検証】

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どうも!oagariです!

今回はドライバーの回転数と打ち出し角を適正にする方法についての記事です。

重たいシャフトにチャレンジしよう!

ドライバーの回転数と打ち出し角度を適正にするには?

①初速、②打ち出し角度、③スピン量のことを飛びの3要素と呼び、この3つの数値を適正にすることで飛距離の向上を狙えます。

①の初速ですが、ミート率を高めることで数値があがります。ミート率を上げるには芯でボールを捉えてあげる必要があります。

ところが、②の打ち出し角度はミート率が高くても適正な範囲から逸れてしまうことがあります。

なぜか?それはシャフトのしなり特性によってインパクトの角度が変わるから。

いくら芯でヒットしても、シャフトの先端が上を向きやすい先調子のシャフトなら打ち出し角度は必然的に高くなってしまいます。

打ち出し角度を低くしたいときは、手元調子といった先端が動きずらいシャフトの方が有利です。

また、③のスピン量はスライスボールの時は極端に高く出てしまいます。

スライスするときは手元が高い(ハンドパスが体正面方向へ動いている)ので、手元が高くなりやすい軽いシャフトほどスピン量が増えてしまいます。

スピン量を低くしたいときは、手元が浮きずらい重たいシャフトがおすすめです。

シャフトはどこがしなるかによって特性がかわるんだ。先端がしなりやすいのが先調子。手元がしなりやすいのは手元調子といわれているよ。

手元が浮くとスライスしやすいんだ。手元を浮かせないためには、手だけのスイングになりにくい重たいシャフトがおすすめだよ。

重たいシャフトはしなり量も抑えられるから打ち出し角度も低くなるんだ。

 

ぼくは回転数と打ち出し角度を少しおさえたいから、先端調子で軽いシャフトではなくって、重たくて手元調子の方がよいってことかしら。

森の練習場で試してみよう!

えらいねしろくまくん。仮説と検証だね。

シャフトをいろいろ試すのはきっと楽しいよ…

フライトスコープMEVOで計測!試すシャフトはこちらの4本!

シャフトによって最適な打ち出し角度とスピン量を実現できるのか検証してみました。

使用するヘッドはこちら。

ぼくのマイドライバーRS-F2017だよ。

大事な場面で欲を掻くと、しっかりスライスしてぼくを戒めてくれる厳しい相棒なんだ。

使用するシャフトはこちら。

①PRGR RS純正シャフト フレックスM-30 先端調子 40g台 44インチ

② 三菱レイヨン ディアマナRF フレックス5S 先端調子 50g台 45.5インチ

③Tour AD クアトロテック65S フレックス6S 先端調子 60g台 44インチ

④Tour AD  MD  フレックス7S 元調子 70g台 45.25インチ

※MD7Sは手元のしなり量が大きいのでカタログ表記こそ中調子ですが、ここではシャフトの性格どおり元調子としております!

いろいろあってたいへんだ。

仮説どおりなら④がよさそう?

テスト日は4月中旬。気温は8度。ボールは森の練習場のレンジボールですね。天候は快晴。データ比較用に記しておきましょう。

それじゃあ5球ずついつものフェードを打ってみるよ。

バシュン!

①PRGR RS純正シャフト フレックスM-30 先端調子 g 44インチ

①先調子 40g PRGR純正レディースシャフト
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 223.3 44.6 59.2 1.33 2196 16.4 78
2打目 226.9 42.9 59.1 1.38 2265 17.7 88
3打目 227.2 44.2 59.3 1.34 2902 17.3 92
4打目 232.9 43.5 61.2 1.41 2619 15.1 81
5打目 228.1 43.1 60.6 1.41 3043 14.6 79
平均 227.68 43.66 59.88 1.374 2605 16.22 83.6
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

レディースシャフトだから軽くって、ゆったりスイングで安定感はピカイチ!

でも弾道は高くってランは出なさそ。

5球くらいならタイミングはとれるけど、しなる量が多すぎてスイングに影響が出そうなんだ。

手元が浮いて少しヒールよりにヒットしているね。

なんちゃってフェード弾道だね。

スピン量は平均で2600、打ち出し角度も16度を超えているね。

② 三菱レイヨン ディアマナRF フレックス5S 先端調子 g 45.5インチ

②先調子 50g ディアマナRF 5S
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 229.2 44 59.9 1.36 1982 16.9 82
2打目 224.8 44.1 59.2 1.34 2936 16.5 86
3打目 223.4 44.6 58.6 1.31 2839 17.6 90
4打目 226.2 44.5 59 1.33 2838 17.9 94
5打目 254.2 44.3 63.7 1.44 2619 18 111
平均 231.56 44.3 60.08 1.356 2642.8 17.38 92.6
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

 

少し軽く感じるよ。軽いからヘッドスピードは速く計測されたんだ。

このシャフトは手元も柔らかいから、切り返しでぐっと踏ん張るスイングとは相性は良いと思うよ。

でも、先端が動くからか方向は左右20ヤードくらいばらついちゃった。

距離は出るけど安定感はいまいちだ。

飛距離は出ているけど、打ち出しとスピン量が高いね。

少し手打ちの傾向があるのかな?

シャフトの先端が動くから左右に散らばってしまったね。

スピン量も打ち出し角度もレディースシャフトよりも高く出ているね。

実際の弾道も高いけどランは少なそうだね。

③Tour AD クアトロテック65S フレックス6S 先端調子 60g台 44インチ

③先調子 60g クアトロテック65
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 222 43.8 58.9 1.34 3397 16.3 88
2打目 214.6 44.7 57.7 1.29 2810 16.1 77
3打目 226.6 42.4 59.3 1.4 2044 17.3 83
4打目 235.5 44.4 60.7 1.37 2890 17.4 98
5打目 228.9 42.7 59.9 1.4 2548 16.4 85
平均 225.52 43.6 59.3 1.36 2737.8 16.7 86.2
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

シャフトの重さは良い感じ。

でもスピン量も打ち出し角度も改善されないんだ。

こまったな。

このシャフトも左右に散らばってしまっているね。

先端が動くシャフトとフェードヒッターのしろくまくんは相性が悪いみたいだ…

スピン量も打ち出し角度も50g台の方が良いみたい。

 

 

 

④Tour AD  MD  フレックス7S 元調子 g 45.25インチ

④手元調子 70gMD-7S
キャリー ヘッドスピード 初速 ミート率 スピン 打ち出し 高さ(ft)
1打目 228.2 44.2 62 1.4 2011 13.4 64
2打目 236.8 44.1 61.5 1.39 2713 15.8 87
3打目 223.8 43.4 60.1 1.38 1926 15.2 71
4打目 225.5 43.4 61.4 1.42 1882 13.8 64
5打目 236.7 44.2 61.9 1.4 2196 15.4 80
平均 230.2 43.86 61.38 1.398 2145.6 14.72 73.2
 練習球をフライトスコープMEVOで計測

うわお!

このシャフトはすっごく打ちやすいよ!重たいからアイアンを振るみたいに体全体でスイングできるんだ。

軽いフェードで方向も安定しているし、なにより打ち出し角度が低くなったよ!うれしいもんだな。

前に前に進む強い弾道だね。よかったね。

70g台のシャフトだと、スピン量と打ち出し角度が劇的に改善されたね。

先端調子と元調子の違いもあるんだろうね。

スピンの平均が2100。打ち出し角度も14、7度。

驚いたことに、70gの元調子で一気に数値が改善されたね。

まとめ 重たいシャフトは安定するよ!

①先調子40g ②先調子50g ③先調子60g ④元調子70g
最高飛距離 平均 最高飛距離 平均 最高飛距離 平均 最高飛距離 平均
キャリー 232.9 227.68 254.2 231.56 235.5 225.52 236.7 230.2
ヘッドスピード 43.5 43.66 44.3 44.3 44.4 43.6 44.2 43.86
初速 61.2 59.88 63.7 60.08 60.7 59.3 61.9 61.38
ミート率 1.41 1.374 1.44 1.356 1.37 1.36 1.4 1.398
バックスピン 2619 2605 2619 2642.8 2890 2737.8 2196 2145.6
打ち出し 15.1 16.22 18 17.38 17.4 16.7 15.4 14.72
最大高さ(ft) 81 83.6 111 92.6 98 86.2 80 73.2

 

飛距離とヘッドスピードが一番よかったのは50g台の先端調子だね。

でもミート率の低さからも安定感のなさが見えてくるね。

逆に70g台の元調子はミート率が1.4近くあって、だから安定したボールが打てていたんだね。

手元調子は先端がぐわって動く感じがしないし、切り返しでためができるからフェースの向きをイメージしやすいんだ。

50gのディアマナDリミテッドは軽いからしなりを感じずらかったけど、70g台のシャフトはゆったりしなるからとっても打ちやすいんだ。

同じ元調子でも軽いと固く感じるんだよね。

手元が浮いてヒールヒットに悩んでいる方には、一度で良いから重たい元調子を使ってみてね!

今回の検証は、重たい元調子でびっくりするほどスピン量が減って、打ち出し角度も低くなったよ。

みんなもぜ試してみてね!

押し入れに眠っている古いクラブが大変身!さあもういちどコースをプレーしよう!

 

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