ようこそ、oagariさんのコスパゴルフへ!
当ブログはスライサーだけどアベレージ80台のoagariが、スカイトラックの計測データを参考に自分にとって最良なクラブを探求する備忘録的なブログです。
今回はプロギアのフィッティング前提の工房専用モデル、PRGR TUNE01ドライバーのレビューだよ。
フィッティング前提のドライバーを中古で購入するリスクとメリットについての考察回です。
最高飛距離は255,4ヤード!これはよく飛ぶドライバー!
シャフトとヘッドの組み立て方次第だけど、スライサーでも十分つかえるよ!
PRGR TUNE01 モデル概要
プロギアによるオーダーメイドモデル、それがPRGR TUNEです。
通常ラインナップのRSやEGGシリーズのように量販店の棚には並んでおらず、メーカーの認定を受けた専門店や工房向けにヘッドパーツのみを提供して、フィッティング前提で世界に1本しかないゴルフクラブをユーザーに届けることをブランドの理念にしています。
素敵ですね。
PRGR TUNEが展開するドライバーには2016年発売の01から最新作の05まで合計4種類があり、今回はパワーヒッターが左を気にせずに叩ける設計のPRGR TUNE01ドライバーをスカイトラックを使用して評価してみたいと思います。
ヘッドのサイズ
PRGR TUNE01ドライバー | RS-F(2016) | |
フェース高さ | 66㎜ | 69㎜ |
ヘッド前後奥行き | 107㎜ | 110㎜ |
ヘッド幅 | 126㎜ | 126㎜ |
リアルロフト | 10,5(表示ロフト9.5) | 10,5(表示ロフト9.5) |
調整可能な2か所のウェイト
ヘッドの後方からヒールにかけて、2か所の脱着可能なウェイトがあります。重さはそれぞれ10gと4g。
ヒールに近い場所に重たいウェイトを装着してもボールのつかまりは良くはなりません。むしろ重心が浅くなるので難しくなります。
つかまりをよくするためのウェイト位置調整というよりも、重心位置を浅くするか深くするか決めるためのウェイトのようです。今回のテストはヒールに4g、ヘッド後方に10gのウェイトを装着しました。
ヘッドの材質と装着シャフト
フェースの素材はよくある6-4チタン。ボディもTi-8Al-1Mo-1Vで特段珍しい素材ではありません。
しかし、後述するテストデータからわかる通りこのヘッドは初速が抜群に早く、飛びの要素はヘッドを素材の良し悪しだけではけして計れないということを再確認させてくれます。
シャフトは手元調子のディアマナBF。
切り返しでシャフトがタメを用意してくれるので、力んでしまって体が前方に泳いでしまう傾向のスライサーとは相性が良いのかなと思います。
スカイトラックで数値検証
気温は18°で快適にテストできました。
暖かい日にゴルフできるのは格別の楽しさがあるね!うれしいね!
それじゃあ打ってみるよ!バシュン!
PRGR TUNE01ドライバー平均値 | |
ボールスピード | 62.6m/s |
クラブスピード | 43.2m/s |
打ち出し角 | 15.6° |
バックスピン量 | 2730.1rpm |
打ち出し方向 | 2.3°(左) |
サイドスピン量 | 90.8rpm(左) |
センターからのブレ | 13.8yd(左) |
キャリー | 234yd |
総距離 | 250.3yd |
初速が速いね!
打感はカンって感じで球離れがとっても良いんだ。
平均250ヤードを超えていて、トータルの飛距離性能も高いけど、一打一打の安定した飛距離こそがこのドライバーの魅力!
左に打ち出して、そのまま若干のドロー回転。
そして着弾も左だね。
左右角が安定していないし、300を超えるサイドスピンと3000を超えるバックスピン量から推察すると、飛距離性能は間違いなく高いけど、やさしさはそこそこなのかしら。
小さめの投影面積で操作性も抜群!そんでもって飛距離性能はものすごく高いけど、MOIもそこまで高くないから優しいかどうかはその人次第って感じの中級者向けのドライバーだね。
でもスライサーのしろくまくんでもドロー回転だった理由はなんだろ?
オーダーモデルを中古で購入する際のメリットデメリット
PRGR TUNE01ドライバーはとても飛距離性能が高いモデルでした。
でも、飛距離のバラつきこそ抑えられていましたが、左右の曲がり幅は少しだけ大きめ。
そんな性格のドライバーでもしろくまくんが上手に打てた理由は、今回テストしたドライバーがフックフェースで組み立てられていたからでした。
上が01で下がRS-Fだよ。
スライス製造機のRS-Fはがばって開いているけども、PRGR TUNE01はスライサーには丁度良い顔つき。
それともうひとつ、ディアマナBF60はしろくまくんのお気に入りのシャフトでもあります。
シンプルな帰結ですが、シャフトとの相性とヘッドの組み立て角度が自分に合ってるなと感じたなら、たとえオーダーのモデルだとしても中古で手に入れてみるのは面白いと思います。
メリットはやはり量販モデルにはない初速の高さや高品質な質感、打感の良さ。
デメリットはそもそもが狭い範囲に向けて設計、組み立てされているドライバーですので、レンチで簡単に調角できる多くの量販品と比べて自分にまったく合わないリスクが高いです。
最低でも装着されているシャフトを使った経験があること。
でも、まったくあわないと想像しているドライバーが実はピッタリだったりなんてことがあったり、アマチュアは些細なきっかけでスイングが良くなることもあるので、その不確実性こそがクラブ選びの難しさと面白さだったりします。
PRGR TUNE01ドライバー 総評
PRGR TUNE01ドライバー | |
飛距離 | 5 |
操作性 | 4 |
やさしさ | 2 |
つかまり | 3 |
スライサーにおすすめ度 | 3 |
最高飛距離255ヤード、初速の平均も62以上でこれは文句なしで飛ぶドライバー!
つかまりは3だけど、PRGR TUNEの場合は組み立て方次第で性格はガラリと変化するから要注意!
インパクトのフェースの向きは揃いませんでした。
そんでもって、サイドスピンも結構かかるんだ。
操作性の高さを表しているけど、やさしいヘッドではないと思います。
だからスライサーにおすすめ度は☆☆☆!
シャフトが自分にピッタリでも3点だから、スライサーよりもフッカーのほうが相性が良いかもです。じゃん!
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